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インパクト  2008.12.20

ツェルニー30番のNo23は、3度のキラキラ美しい音階で始まる曲です。
まるで春のやわらかいそよ風にのって、
蝶たちが花から花へと舞っているようにワタシには感じられます。

ワタシの脳はもうロマンチックムード満点で、生徒の演奏を待っています。
がっ!
3小節目の転調から蝶は哀れにもズタボロになって行くのです。。。。

悲しくなったワタシの口から飛び出した言葉は、
「ホ長調になったら、F C G Dに#が付くんやろ?!
一つでも忘れたら、パンツをはき忘れて外に出たと同じなんやからね!」

その後も生徒が#を落とすたびに
「ほら、パンツ!」「またパンツ!!」「ア〜ア、パンツ・・・」
と叫ぶワタシでした。
きれいだったNo23が、ワタシの中ですっかり「パンツの曲」になってしまったのは言うまでもありません。
とは言え、よりによって「パンツ」とは、、、。
せめて「スカート」にでもしておけば良かった、、、。
いや、そんな問題でもないか、、、、。

それでもこのインパクトのお陰で、いつもより早く弾けるようになってくれたので、
「パンツ大作戦」は、そっとネタ帳に記録しておく事にします。