ブルクミュラーネタも第6弾となりました。 今日はアクセント記号の謎です。
この楽譜はウィーン原典版の「別れ」です。 そして、この長めの[>]ですが種田先生の解説によると、 〈19世紀によく用いられた記号〉で〈表情豊かに奏する〉とあります。 良く楽譜を見るといたる所ににこの記号があるんですね。 しかも、明らかにインパクトの欲しい時にはsf>の記号が書かれています。
これは一つには、その音の衰退していく響きをイメージする事と(スティリエンヌの冒頭など)、 あるいは次の音に対するデクレッシェンドと捉えた方が良いのではないかと思います。 気持ちの問題なんですけどね(笑) 雰囲気が確実に変わるような気がするのは私だけでしょうか?
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