ご覧の画像はいつものようにウィーン原典版。曲は「狩」。 5小節目から始まる左手の指番号が見えるでしょうか? (画像をクリックすると見やすいかな?)
EC〈5-1〉GD〈5-1〉DF〈2-1〉CE〈3-1〉となっていますが、 改訂版では〈5-2〉〈4-1〉〈2-1〉〈3-1〉です。 確かに大人の考えそうな事なんですけど(笑) 躍動感を感じさせる狩の合図の角笛やラッパあるいはホルンを表したいとしたら、 和音同士を無駄につなげようとしなくても良いんじゃないかと思います。
ワタシは断然〈5-1〉〈5-1〉〈2-1〉〈3-1〉初版本派!
そして面白いのは、同じく5小節目から始まる右手のオクターブG音の指番号。 安易に弾きやすさを取るなら改訂版? でも、リズムの躍動感を出すなら初版本?
〈5-1-2〉→〈5-1-2〉と言う改訂版は、オクターブ下がるG音を意識しているのに対して、 〈5-2-1〉→〈5-2-1〉と言う初版本は、3拍目〈1〉から4拍目〈5〉のオクターブ上がるG音を意識しているんでしょうね。
ちょっとテーブルの上ででも、指を動かしてみて下さい。 ねっ! 感じ方が全然違うと思いませんか?
下手な推理小説よりワクワクしちゃいますね。。。。 ブルクミュラー先生に会って、「君の推理は正しいよ」な〜んて言われてみたいわ。
|