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自主性を育むNo5「目標」  2008.7.11

自主性の裏側には、その原動力となる「夢」や「目標」があります。
ただ何となく、痩せようと思っているだけのダイエットが続かないのも、
ただ根性が無いと言うだけではないですよね。(笑)

「目標」には、短期、中期、長期と3段階ありますが、それについては一般に良く言われていますので、ここで書くこともないと思います。

ピアノの先生がうっかり忘れてしまう事をひとつだけ。
それは、これから先使って行くだろうテキストを並べて見せると言う作業です。

例えば、バーナムピアノテクニック1の「バレーの練習」はターンの練習ですから、
ブルクミュラー25番の8番「優しく美しく」、それがハイドンのソナタIE:35や
バッハインヴェンションの14番に繋がっていると言う事。

同じく、バーナムの「つま先でかけ足」は、同音連打の練習ですから、
ピアノの練習ABCの14番、ツェルニー30番の12番に繋がっています。

更に「腕ふり」のアルペジオは、ツェルニー30番の15番や、
ショパンのエチュードに繋がっていると言う事など、楽譜を並べて聴かせます。

今、なぜこれを学んでいるのかが分かれば、練習にも目標が生まれるのではないでしょうか。

そして近い将来の目標は、自分が学んだ事を他の誰かに伝えられるだけの力を持つ事と言い続けています。

遠い将来は、もちろん”おじいちゃん、おばあちゃんになってもピアノを友としている事”です。