[戻る]
自主性を育むNo1  2008.6.26

私が《育児書》を初めて手にしたのは、長男が生まれた23年程前でした。
成長発達の段階に応じて、様々な方面からのアドバイス書いてあり、
中でも、賢く優しい子に育てるための「言葉がけ」は、
なるほど〜っと勉強になったものです。

物事をさせるにも命令形ではなく、
「○○してくれたらママはうれしいな」とか「助かるな」とかにすると、
確かに誰かのために何かをする喜びを感じる心や思いやりを育む事が出来るのではないかと思いました。

ところがこの育児書言葉がけマニュアル、ピアノ教室では使えない、、、って言うか、
使ったらマズイかも知れないっと、
へそ曲がりの私が、斜め45度後ろから見た素直じゃない解釈です。

ピアノの先生が、もしもこんな感じで使ったとしたらいかがでしょう。
「○○ちゃんが、今日も教室に来てくれて、先生、うれしいわ〜」
「来週もいっぱい練習して来てくれると、先生、うれしいな」
「今週は、たくさん練習して来てくれたんだね」
「音符も読めるようになってくれたらいいな」

どうですか?何か感じません?

この言葉の共通点は、願望・切望・哀願。(心の中で思っていてるのは別として)
これが、上手く互いの信頼関係に結びついて行けば問題ないのですが、
無意識のうちに、深層心理にあるものがインプットされて行く危険性はないでしょうか?

ピアノ・・・・・練習してやってる! 習ってやってる!

私の取り越し苦労だったらいいんですけど。。。。

世の中には、ピアノのレッスンを「やらされている」という感覚の生徒って結構いるんですよ。

ピアノの指導法以外にも、心理学「言葉がけ」や「話術」など勉強しなければならない事がたくさんありますね〜。難しいです。

マジ、ピアノの先生って大変なお仕事なんですよ。



次回につづく、、、、、、、、かも。